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【野球初心者向け】野球観戦前に知っておきたい最低限の用語とルール

2020年7月15日

どうも!たい太郎です!

今回は野球観戦する前に最低限知っておきたい野球のルールについて話していきます。

野球のルールはいっぱいあって難しいときいたことあるけどわかるのかな?
たい太郎
確かにたくさんあるし、複雑なルールも多いよ。でも最低限覚えていれば大丈夫!

細かい箇所まで追求すると、野球のルールは奥深いです(正直僕も覚えきれていません)。

野球が全くわからない人でも、本記事を見れば最低限は理解できるように書きました。まずはざっくりと雰囲気を掴みましょう。



目次

最低限覚えておきたい野球のルールと用語〜基礎編〜

野球に登場するポジションや基礎的なルールに関してです。

勝敗の決定

野球は相手チームより点を多くとると勝ちです。攻撃側と守備側に分かれ、3アウト取るまでイニングは続きます。攻撃側は3アウト取られる前により多く点を取る、守備側はいかに失点を防ぐことがポイントになります。お互いに攻撃・守備を行うと1イニングが終了となります。プロ野球は9イニング行われるので、お互いに攻撃・守備を9回ずつ繰り返します。9回までに決着がつかない場合は延長戦となり、さらに1イニングずつ追加で行われます。

1プレーの進み方

ピッチャーがバッターに向かって投球し、ピッチャーはバッターに打たれないようボールを投げ、バッターはピッチャーの投じた球を打ちにいきます。投球ごとにストライク・ボールの判定があり、ストライクは3つ、ボールは4つ取るまで、もしくはバッターが打つまで投球を続けます。ストライク3つ取ると三振となりバッターアウト。ボールを4つ出すとフォアボールとなり、バッターは1つ進塁します。

点の取り方・アウトの取り方

点の取り方、アウトの取り方は基本以下のパターンがあります。

点の取り方

  • バッターがホームランを打つ
  • ランナーがホームインする

アウトの取り方

  • 打球がゴロのとき、バッターランナーが1塁ベースを踏む前にボールを持って1塁ベースを踏む。
  • フライ、ライナーのとき、打球が地面に落ちる前に捕球する。
  • ボールを持った状態でベースに触れていないランナーにタッチする。
  • 1塁から順番にランナーが塁に埋まっているとき、次の塁をランナーが踏む前にボールを持ってベースを踏む
  • ピッチャーが三振を奪う(例外を除く)

このくらい覚えておけばまず大丈夫でしょう。

以下は僕が書店で見つけてわかりやすいなと思った本です。

これから野球を覚えたい人だけでなく、子供に野球を教えるときにこれが片手にあると野球未経験の親の方も困らないと思いますよ。

ポジション

野球の守備には9つのボジションがあります。9人の選手は以下の場所を定位置として守備をします。

  1. ピッチャー:打者に対して投球するポジション。投げ終わったあとは守備もする。
  2. キャッチャー:ピッチャーの投球を受けるポジション。ピッチャーと合わせてバッテリーと呼ぶ。
  3. ファースト:他の内野手の送球を受けることが多いポジション。打撃の良い選手が多い。
  4. セカンド:1塁と2塁の間を守るポジション。様々な動きと状況に応じた細かい対応が求められる。
  5. サード:3塁ベース付近を守るポジション。右打者の強い打球と前の打球の処理があり、前後の動きが多い。別名ホットコーナー。
  6. ショート:2塁と3塁の間を守る内野の花形ポジション。守備範囲、肩の強さなど守備の総合力が求められる。
  7. レフト:外野の右打者方向を守るポジション。他のポジションに比べ重要度が薄いが、打球はよく飛んでくる。
  8. センター:外野の中心を守るポジション。守備範囲、肩の強さが求められ、身体能力の高い選手が多い。
  9. ライト:外野の左打者方向を守るポジション。カバーの動きが多く3塁までの距離が一番遠いため、状況判断と肩の強さが求められる。

他にも役割はありますが、ざっくりとこのようなイメージです。またポジションを表記するときは基本番号です。

打順

守備につく選手はそれぞれ1-9番の与えられた打順で打席に立ちます。中にはピッチャーは打席に立たず、代わりに打者専門の役割である指名打者(DH)が出場するルールもあります。プロ野球ではパ・リーグがDH制を使用しています。1-5番までは上位打線、3-5番はクリーンアップと呼ばれ、チームの中でも打撃の技術が高い選手が出場します。パワー、足の速さ、器用さなど打順の中で選手をバランス良く配置できるかが得点効率にも大きく影響します。打順のめぐりは1つの注目ポイントです。

野球のルールと用語〜攻撃編〜

続いては攻撃に関するルールと用語です。

点を取るにはまずランナーが出塁しなければなりません。点のとり方の前に出塁の方法を3つ紹介します。

ヒット

打球がフェアゾーンに落ち、ボールが1塁へ届けられる前に打者が1塁へ到達したときヒットになります。

一般的には外野手の前に転がった打球を指しますが、内野に転がった打球でも打者が先に1塁へ到達すれば内野安打というヒットとなります。

打球が外野手の間を抜けるなどで処理に時間がかかる場合には一気に2塁、3塁と進むことができ、それぞれ二塁打(ツーベースヒット)、三塁打(スリーベースヒット)といいます。

以下の動画では具体的にヒットとヒットの種類がわかります。順番に

  • 1シーン目:ヒット
  • 2シーン目:ヒット(内野安打)
  • 3シーン目:2塁打
  • 4シーン目:3塁打

となります。

四死球(フォアボール、デットボール)

バッターはピッチャーから4つボールを見極められるとフォアボール(四球)となり、打者は出塁することができます。フォアボールと呼ぶ場合が多いです。

またピッチャーはバッターに直接ボールを当ててしまうことを死球と呼び、この場合も出塁できます。一般的にデットボールと呼ぶことが多いです。

厳しくバッターの近くに投げているとどうしても当ててしまう場合があります。

エラー

守っている選手のもとに打球が飛んできたとき、守備のミスによりアウトにできないことをエラーと呼びます。バッター視点では本来アウトになってしまう場面で出塁できることになります。

ここまでがランナーの出塁方法になります。

・ヒット:1塁にボールが投げられる前にバッターランナーが1塁へ到達する
・四球:バッターが3ストライク取られる前にボールを4つ選ぶ
・四球:ピッチャーの投げた球がバッターに当たる
・エラー:守備の選手がボールを取り損ねる、または送球時に暴投してしまいバッターをアウトにできない

ホームラン

バッターの打球が外野のフェンスを超えたときホームランになります。バッターに加えて、その時塁にいたランナーの数だけ追加で得点が入ります。

例えば、ランナーが1人いるときにホームランを打つと、得点は2点です。

ホームランは必ず得点が入るため、とても攻撃力があります。ホームランを打てるバッターが多くいると相手チームにとってかなり脅威です。

以下がホームランの動画です。見ていても気持ちいいですね。

ランナーがホームインする

ホームインとはランナーが1塁→2塁→3塁の順に進み、本塁を踏んで得点が入ることです。バッターは出塁したあとは次のバッターの行動により塁を進められるか決まります。例えばランナーが1塁にいるとき、打者がヒットを打つとランナーは1塁から押し出されるような形で2塁へ進みます。このように攻撃側は3アウトを取られる前にランナーを本塁へ進められるか戦略を組み立てることが大事になります。

ランナーを進めるのが大事なのは分かったけど、ヒット以外に進める方法はないのかな

ということで、ランナーを進める基本戦術を2つ紹介します。

犠打(バント)

バントとは自分を犠牲にしてランナーを進める戦術です。バットを横に寝かせてボールを当て、ボールの勢いを殺します。このとき打球の処理に時間をかけている間にランナーは1つ進塁します。最近は減少しつつありますが、今でも重要な戦術の1つです。バントの成功が勝利に直結する試合も過去にたくさんあります。

 

盗塁(スチール)

盗塁はピッチャーが投げている間にランナーが次の塁に進もうとする戦術です。基本はピッチャーが動き始めたと同時にランナーは思いっきりスタートを切り、次の塁へスライディングします。ピッチャーが投げたあと、キャッチャーは進塁先へ送球し進塁を阻止しにいきます。失敗すると相手にアウトを1つ与えてしまいますが、成功すればアウトを重ねずに1つ進塁できるため非常にメリットもあります。バントがローリスク・ローリターンなら盗塁はハイリスク・ハイリターンですね。キャッチャーとランナーの戦いが見どころです。

エンドランヒット

エンドランはランナーが盗塁したと同時にバッターは打つことでランナーの進塁を助ける、もしくはさらなる進塁を促す戦術です。ランナーはスタートを切っているため、バッターが打った時点で次の塁へ近づいていることになります。

もしバッターが打った打球がヒットになったとき、普通であれば1つしか進塁できないところを2つ進塁できることがあります。するとより得点できる確率は高くなります。高度な戦術ですが、成功すると大きくチャンスを広げる事ができます。

エンドランは比較的出てくる頻度は少ないので、初めは覚えられなくてもあまり問題ありません。




野球のルール〜守備編〜

続いては守備編です。相手が点を取りにくる中で、どれだけ相手の得点を0にできるかがポイントになります。

まずは守備で出てくる基礎的な用語を紹介します。

ゴロ・ライナー・フライ

  • ゴロ:1回以上地面についた打球
  • ライナー:守備の選手に向かって低い弾道で飛んでくる打球
  • フライ:守備の選手に向かって高い弾道で飛んでくる打球

三振

ピッチャーがバッターからストライクを3つ取ることを三振と呼び、1アウトとなります。バッターが打った打球がフィールド内に入らなかったときはファールとなり1ストライクと同じになります。

しかし2ストライク後のファールはストライクが増えません。三振を取るにはバッターから空振りを奪うかストライクゾーンに投げたボールを見逃させるかのどちらかになります。

ダブルプレー(ゲッツー)

1プレーで2つのアウトを同時に取ることをダブルプレー、通称ゲッツーといいます。例えばランナーが1塁にいるときにショートゴロが飛んだとき、最初に1塁ランナーを2塁でアウトにしたあと、打者を1塁でアウトにすればダブルプレーになります。

めったにありませんが、1プレーで3つのアウトを取ることをトリプルプレーといいます。

ピッチャーが自力でアウトを取る方法は三振しかありません。ピッチャーは打者に打たせて守備の力を上手く利用できると、よりテンポよくアウトを積み重ねられます。

野球のルール〜試合進行編〜

先攻、後攻は試合が行われる球場により決まっています。一般的にはビジター球団が先攻、ホーム球場を使用する球団が後攻となります。

試合を進める上で覚えておきたい用語もあるので紹介していきます。

プレイボール

試合開始、プレー開始の合図です。

野球は1プレー、1球ごとにプレーが中断することがよくあります。この中断中にピッチャーが投球してもランナーが盗塁しても試合は進みません。審判が「プレイボール」と合図をしたあとで再びプレーが再開します。

リクエスト

審判のプレーに疑問があるとき、各球団の監督が判定に対して審議を申し出ることができる制度です。

リクエストを受けたら審判団は一度裏へ戻り、撮影されたプレーを見返し、判定が正しいかどうかを確認し、再判定します。リクエストは1試合中に2回使用でき、判定が覆った場合はその時使用した権利は再度付与されます。

選手交代

試合の中で出場している選手とベンチにいる選手を交代することができます。守備・打撃・走塁どの場面で交代することも可能です。一度交代された選手はその試合は再び出場することはできません。監督はベンチにいる選手の特徴を見極めて、適材適所で選手交代を行っていきます。

まとめ~基礎が分かれば十分楽しめる~

ここまで野球の基礎的な用語について解説しました。

野球にはたくさんの専門用語があります。しかし、試合観戦中は細かいことは気にしなくても大丈夫です。

ヒット、アウト、得点のシーンごとに盛り上がり、その場を楽しめることのほうが何倍も重要だと思います。野球の面白さに気づいたとき、もっと深く、もっと細かく野球を知っていければ良いと思います!(私もこの記事を書いてもっと深く勉強しようと思いました)

少しでも野球ルールの習得に役立てれば嬉しいです。

  • この記事を書いた人

たい太郎

野球好きのデータサイエンティスト|野球歴14年|プロ野球観戦は10試合/年|応援歌好き:外野席によく出没|ヤクルトファン歴10年|主にプロ野球・野球観戦に関するお役立ち情報や考察を発信|ときどき野球以外。

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