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2020年の日本シリーズを終えて
2020年11月25日に日本シリーズが終わり、今シーズンも終わりを迎えました。例年とは全く異なるシーズンでしたが、プロ野球が無事開催され、日本一も決定でき、選手とファンともに改めて野球がある喜びを感じられたシーズンだったのではないかと思います。
今年の日本シリーズについて、前からソフトバンク優勢の声が多かったですが、まさしくそのとおりの結果となりましたね。解説者もほぼ全員がソフトバンクが日本一の予想をしてましたし。ロッテ、巨人ともにソフトバンクの壁に跳ね返されてしまいました。日本シリーズの4試合通しての得点が
26-4
圧倒的でした。逆に2005年のロッテ対阪神は4試合合計で33-4の大差がつきましたが、これがいかに大きい差だということも改めて感じましたね。
ポストシーズンはこれで16連勝
ソフトバンクは去年のCS1stステージで初戦の楽天戦に負けてから、2020年の日本一を決めるまでのポストシーズンで負けなし。強すぎます。なんといってもその強さは選手層の厚さ。去年日本一になったメンバーで今年の日本シリーズに出ていない選手を以下に上げてみます。
去年第一線として活躍していた選手がこれだけ出場していなくても圧倒的な強さで勝ってしまう。と思えば新たに投手では岩嵜の復活や新戦力のムーア、杉山、野手では周東の台頭や栗原、川瀬など新しい戦力がこれでもかと出てくる。充実した設備と確立された育成技術により、故障者が出ても新たな選手が活躍する。継続して勝てるチームには隙が全くありません。
ピッチャーがチート級
他11球団と比べて圧倒的に差別化されている点がピッチャーの球速。特に中継ぎ陣。出てくるピッチャーが速くて質の良いストレートを投げるピッチャーばかり。逆にそれくらいしないとソフトバンクの1軍にはいられないと思うほど。今年の日本シリーズにベンチ入りしているピッチャー(第4戦)を確認すると
岩嵜、高橋礼、椎野、モイネロ、森、杉山、泉、嘉弥真、松本裕樹
高橋礼と嘉弥真以外は全員ストレートが150km/hを超えてくるピッチャー。そして高橋礼は変則で嘉弥真は対左キラーと役割がはっきりしている。他のチームなら全員勝ちパ行けるだろ…と思わせる充実ぶり。そりゃ簡単には打てません。
勝負強さと試合巧者ぶり
CSのロッテ戦はどちらも先制されたがその3イニング以内に追加点は取られずに点を返している。しかも2試合ともホームランによる反撃開始。相手に流れを寄せ付けない試合運びになっていますね。そこから相手のミスにつけこむ得点、ホームランによる追撃。相手が精神的にくるような攻撃。プレッシャーを跳ね返し結果を残せるのはさすがです。
逆に日本シリーズは相手にリードさせない展開に。リードされたのは第4戦の初回先生されたイニングのみ。その後すぐに逆転したのでほとんどのイニングをリードした状態で進めていました。野球はリードしている方が精神的にも有利ですし、自力の強さと試合運びでシリーズも常に優位に進んでいった印象でした。巨人側も手の打ちようがなかなかなかったですね。先ほどのべたストレートへもシリーズ中では対応しきれなかったですし。
来年こそは全チームで打倒ソフトバンクを
今年も他11球団はソフトバンクの圧倒的強さに跳ね返されてしまいました(セ・リーグ5球団は戦ってすらいませんが…)。来年こそは他のチームが食い込んで、盛り上がる2021年シーズンになればいいなと思います。今回はこんなところで。最後までお読みいただきありがとうございました!